牡猫ムルの人生観 下 (岩波文庫 赤 414-4)

  • 岩波書店 (1957年4月5日発売)
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本棚登録 : 62
感想 : 1
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下巻のムルくんは、失恋の痛手から立ち直れず引きこもりになるも、兄貴分の黒猫ムチイウスにひっぱり出されて猫学生の猫集会に参加するようになり、すっかりバンカラに(笑)しかしそんな楽しい集会も、犬族に邪魔立てされ解散、ムチイウスはそのときの怪我がもとでお亡くなりに・・・

一方クライスラーのほうは、愛するユリアを守るために公子ヘクトールの副官を殺してしまい逃走、旧知の僧院に匿われますが、そこに厳格な高僧キプリアヌスがやってきて・・・

わりと平穏になったムルくんのほうより、クライスラーのほうはここが佳境。見た目はイケメン中身は最低男のヘクトールはヘドヴィガーの婚約者でありながらユリアを狙っているし、しかもこのヘクトールには実は兄であるキプリアヌスの妻に横恋慕して兄を殺そうとした前科があったことも発覚。しかもその事件にはアブラハム師が絡んでいるらしい。行方不明になったアブラハム師の妻ヒアラの消息も気になるし、さまざまな陰謀や思惑が渦巻いて目が離せない。

と、思いきや・・・え、これってまさかの・・・未完!?なんと、3巻を書く前に、作者のホフマンがお亡くなりになってしまったそうです・・・。これはつらい。続きが気になる。残念・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ:  ★ドイツ・中欧 他
感想投稿日 : 2014年11月14日
読了日 : 2014年11月13日
本棚登録日 : 2014年10月30日

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