冬の旅人〈下〉 (講談社文庫)

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本棚登録 : 54
レビュー : 6
著者 :
yamaitsuさん  ○皆川博子   読み終わった 

下巻に入ってもまだまだ波乱万丈なのですが、思いがけない縁から、王室の皇女たちの絵の先生として宮殿に通うことになったタマーラ、そこから終盤にかけて、愛らしい皇子アレクセイに入れ込んだ彼女はロマノフ王朝の最期を見届けるはめになります。

ロシアへ渡った当初は17歳だった彼女もいまや50代。しかし思い込んだら我を忘れる暴走体質は変わらず(笑)。結局ロマノフ王朝と共に物語は終わりますが、歴史ものとしては面白かったけれど、女の一生大河ロマンとしては、ヒロインが恋愛体質ではないためか少々物足りなかったかもしれません。

皆川博子お得意の、金髪碧眼の美形青年士官がわらわら出てくれば話は別ですが、本作の男性陣はどうも不潔っぽい(苦笑)。耽美要素が薄い中で、唯一ちょっと異色だったのは、ヒロインにショタコン疑惑があった点くらいでしょうか。キャラクターとしては、タフでポジティブで面倒見の良いオカン気質のソーニャのほうが、タマーラよりも好きでした。

レビュー投稿日
2014年6月9日
読了日
2014年6月7日
本棚登録日
2014年5月26日
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