市長に受刑者受け入れの提案をしてきた法務省の三田村という男が、なぜかいつも市長の周りをうろついて、おかしな情報を吹き込んでくる。11人の元受刑者の中に、子供の頃に両親を惨殺細切れにし弟も四分割した凶悪犯が一人まぎれこんでいるという。三田村の言葉に振り回される市長。東京出張の際に三田村を訪ねようとするが、名刺の住所に法務省など存在せず・・・。惨殺犯について調べるうちに事件は佐賀で起こったことをつきとめ出張時に調査するが、犯人と思しき27年前の写真の少年の正体は・・・?
一方で、のろろ様の被り物が盗まれ、それを被った男による殺人事件がついに発生する。腐臭をかぎわける清美が死体を発見し・・・。
巻末に山上たつひこの短編小説「模型」収録。今回は大野の過去編。映画の田中泯さんとマンガの顔がそっくりなのだけど、原作の大野はもっと若くてヤクザではなく強盗殺人犯。智子のピンチを救ったりもしているので根っからの悪人ではないらしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
■少年マンガ系
- 感想投稿日 : 2018年2月28日
- 読了日 : 2018年2月25日
- 本棚登録日 : 2018年2月28日
みんなの感想をみる