新版 指輪物語〈4〉旅の仲間 下2 (評論社文庫)

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レビュー : 66
yamaitsuさん  ○トールキン   読み終わった 

再読中。モリアでバーリンの墓をみつけた指輪の一行。ガンダルフが残されていた手記を読み解いたところによると、かつてドワーフのものだったモリアをオークから取り戻すためにやってきたバーリンたちは一度は勝利を収めるが、数年後オークたちの逆襲に合い全員が非業の死を遂げたらしい。何か恐ろしいものが彼らを襲ったようだ。そしてその同じものがそのとき一行を襲う。その正体は上古からエルフを苦しめた怪物バルログ。ガンダルフにより怪物は奈落の底に落下するが、怪物の最後の抵抗によりガンダルフも一緒に落下してしまう。

他のオークを薙ぎ払い何とかモリアの外へ逃れ出た8人は、エルフたちの森ロスロリアンへむかう。途中、ロリアンから偵察に出ていたハルディアとその弟たちに遭遇、一行を案内してくれることになるが、種族的に不仲なドワーフだけは目隠しを要求されてひと悶着。しかしロリアンの奥方ガラドリエルの計らいでドワーフへの疑惑も緩解、ガラドリエルとその夫ケレボルンは一行をもてなし、こののちレゴラスとギムリも親友となる。フロドはガラドリエルの鏡を覗き、そしてガラドリエルがエルフの3つの指輪のうちの一つの所有者であることを知る。

やがて一行はガンダルフを欠いたまま舟で旅を再開、大河アンドゥイルを南に下ってゆく。川をくだる一行をゴクリが追ってきていることに彼らは気づく。そしてオークたちの襲撃も受ける。このまま一直線にモルドールへむかうか、一旦ミナス・ティリス(ゴンドール)へ向かうか決めあぐねる一行はフロドに答をゆだねる。しかし指輪の魔力に誘惑されたボロミアがフロドから指輪を奪おうとし、咄嗟にフロドは指輪をはめて姿を隠す。フロドは一人で指輪を捨てにゆく決意をするが、サムだけが察してフロドと共に行くことになる。


やっとガラドリエル様登場!いろんな意味で彼女が最強のエルフなんじゃないかと個人的には思う。鏡のシーンの迫力はとくに凄い。(映画でのケイト様も完璧だった!)唯一残念なところがあるとしたら、旦那のケレボルンがいまいちなとこくらいですかね(失敬)そんなガラドリエルさまに恋しちゃうギムリも可愛い。エルフの食べ物レンバスや、薬草アセラスなどの独自のアイテムも、久しぶりに思い出して懐かしくなる。

終盤、サムがフロドの行動を一人だけ察して追いかけ、一緒に行くという場面で早くも胸アツ。サムなしでフロドの偉業はなしとげられなかった。エルフや人間より弱く小さいホビット、そのホビットたちの中にもさらにヒエラルキーはあり、名家の出で教育もあるフロド、ピピン、メリーと違って、サムはフロドの使用人(庭師)という立場だが、そのサムの無償の献身、無私の善良さこそが最終的にフロドを支え、世界を救うことになるんだよなあ。

レビュー投稿日
2020年2月11日
読了日
-
本棚登録日
2012年8月8日
3
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