蛍草、月草、露草
儚げな名前のこの花のような主人公奈々が父の仇を打つという話。「日本晴れの読み心地」という帯の言葉のとおり、随所に心にささる文章があり心を揺さぶる。そして読後感は爽やかな青空が浮かびます。お決まりの悪者が罰せられ薄幸の主人公が幸せになる定番の時代劇小説。それがすとんと胸におさまってしまう。
全編が清らかであたたかいもので囲われているようで最後は静かな涙が流れてました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
葉室麟
- 感想投稿日 : 2020年1月30日
- 読了日 : 2020年1月30日
- 本棚登録日 : 2020年1月24日
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