キマイラ 堕天使変 (21) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2020年8月25日発売)
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本棚登録 : 20
感想 : 1
4

 幻獣キマイラを巡って男たちが熱い闘いを繰り広げるSFアクションシリーズ第21弾。

 物語の前日譚から現在へ戻るこの巻、この物語を読み始めた時、まさかかなりの歳月を経て、こんな前日譚があったとは想像もできませんでした。

 物語は時間軸を超え、人間模様も複雑になり、縦にも横にも広がる物語として、一つの作品としての力を感じます。

 作者によればあと数巻でこの壮大な物語は幕を閉じるとのことで、私の人生のほぼ半分の時間にわたり、この作品を味わってきた身としては、楽しみでもあり、寂しくもありと複雑の思いです。

 そして、九十九と大鳳の熱い友情が感じられた巻でした。
 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF小説
感想投稿日 : 2022年12月4日
読了日 : 2022年12月4日
本棚登録日 : 2022年12月4日

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コメント 2件

土瓶さんのコメント
2023/01/09

風太郎さん、こんにちは~^^

私は、今作も夢枕獏さんお得意の永遠に終わらない話かと思ってずいぶん前に断念しました。
時間軸まで超えるんですね。
もしも、、、もしも本当に完結したなら、また最初から読んでみようかなぁ。
しっかし、長い(>_<)

風太郎さんのコメント
2023/01/09

土瓶さん、コメントありがとうございます。
この作品に30年以上前に出会った私は、5年くらい前に1巻から読み直しました。
最後まで見届ける覚悟です。

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