最後の息子 (文春文庫)

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本棚登録 : 2300
レビュー : 322
著者 :
yamatamiさん 短編集/連作短編   読み終わった 

短編集。
「最後の息子」
「僕」は本人も自覚している(と思う)ダメな男だけど、完全には開き直ってはいなくて、だからなのか、読んでいて痛くて苦しい気持ちになりました。
「暴力は反対よ。でもね、正義のためにふるう暴力だけは必要なのよ」(p.57)が印象に残っています。ガンジーもこんなこと言ってた・・・?閻魔ちゃん好きだなぁ・・・

「破片」
このお話はちょっとよくわからなかったです・・・。母を亡くした父と兄弟の話。現在と過去を織り交ぜながらお話が進んでいきます。お母さんを亡くしたことでなにかのバランスが崩れてしまったのか・・・岳志の思い込みの激しさが怖いです…。

「Water」
水泳部のお話。キラキラした青春だけではなく、4人それぞれが秘めた暗い部分も描かれています。
それでも最後の大会の場面で省吾が最後まで泳ぎきったシーン、4人のメドレーリレーのシーンはぐっと胸にくるものがありました。

雄大の日記がよかったです。
「どんな思い出を持って行くかで、ボクの人生は決まるのだ。」(p.238)
にすごく共感。
凌雲が試合前に頭に浮かぶフレーズ、バスの運転手の台詞もかっこよかった!

最後の2つのお話は長崎の言葉がとても心地よかったです。

レビュー投稿日
2013年11月19日
読了日
2013年11月19日
本棚登録日
2013年11月11日
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