つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)

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本棚登録 : 4155
レビュー : 636
著者 :
yamatamiさん 小説   読み終わった 

心地よい空気感の作品でした。
食堂のごはん、サーモン定食、オムライス、ポークジンジャー…食べたいです…。コロッケよりクロケットの方がおいしそうに思えるのは何故でしょう。

奈々津さんとの帰り道で、先生が街灯の下でオレンジを投げるシーンが好きです。
タブラさんが息子に言った言葉「電車に乗り遅れて、ひとり駅に取り残されたとしても、まぁ、あわてるなと。黙って待っていれば次の電車では一番乗りになれるから」、がとてもいい言葉だなと思いました。肩に力が入っている人がいたらこういう風に声をかけてあげたいです。

食堂のあるじ、おしゃべりな帽子屋、哲学的果物屋、デ・ニーロ風古本屋に自信のない女優、さらには手品師の父親に人口降雨の研究をしている物書きの雨降り先生…。
魅力的な登場人物たちのいる、静かで優しい月舟町のお話。
終わり方も清々しくてとてもよかったです。

レビュー投稿日
2014年4月2日
読了日
2014年3月16日
本棚登録日
2014年1月30日
4
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