「いい男」と「いい女」像をこれでもかとばかりに描いた映画だと思った。
二郎は結局自分の夢を一番に追いかける。どんだけ妻のことを好きだと言っても、死にかけてても、やっぱりタバコを吸いながら図面を描き続ける。
菜穂子はそれでも仕事に行かせる。自分は死ぬほどしんどくても、旦那が帰って来たらそのまま受け入れて、仕事の話を聞いてやる。最後には記憶の中の自分の姿を取っておいてほしいと、死ぬ前に家を出る。
賛否両論あるけど、アニメでやるべきか、ジブリでやるべきか題材だったかは分からないけど、凄く良い映画だと思った。
図面を必死で描く二郎の描写が凄く格好いい。タバコを吸って頭を埋めてる絵とか、鉛筆の走らせる音とか、計算尺の使い方とか。宮崎駿は女の子を描くのを得意としてたのかもだけど。なんだかんだかっこいい男の描き方も知ってる。
図面を描く男はカッコいい。生まれ変わったら図面を描きたい。
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- 感想投稿日 : 2014年10月19日
- 読了日 : 2014年8月15日
- 本棚登録日 : 2014年10月19日
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