糖質制限とかロカボとか、よく耳にするけれど、いまひとつ何のことか理解していなかった。火傷をきっかけに著者の本を手に取り、立て続けに読んで、人間の身体のことについて、いろいろと考えるに至った。自然環境も社会環境が、これほど短期間で激変する時代が来るとは、誰が想像しただろうか。狩猟採集から定住、そしてその先にあったのは労働と搾取。皮肉にも富は糖質を多く摂取することと似て非なるものになってしまった。そして、今貧困層が口にできるものが「糖質」の塊みたいな食事に成り果ててしまったという歴史を踏まえて、私たちが気をつけなければならないことが、わかりやすく端的に書かれている。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
4
- 感想投稿日 : 2021年5月7日
- 読了日 : 2021年5月6日
- 本棚登録日 : 2021年5月6日
みんなの感想をみる