重力が衰えるとき (ハヤカワ文庫 SF エ 3-1)

  • 早川書房 (1989年9月15日発売)
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本棚登録 : 280
感想 : 30
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20数年ぶりに再読。
古びてしまったかと思えば、ぜんぜんそんなことはない。浅倉久志役の一人称は変わらず魅力的だ。

マグレブのブーダイーンというイスラム都市が舞台が新鮮で魅力的に感じられたのを思い出す。

何にも属せず独立独歩を誓う主人公が襲いかかる苦難に持ち前の機智で立ち向かうが、結局は権力に負けてしまうあたりが世知辛い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2015年6月21日
読了日 : 2015年6月18日
本棚登録日 : 2015年4月29日

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