女學校 (中公文庫 い 101-3)

著者 :
  • 中央公論新社 (2006年2月1日発売)
3.18
  • (8)
  • (11)
  • (45)
  • (4)
  • (5)
本棚登録 : 156
感想 : 23
5

いったいぜんたい、どこからが現実なのか。
美しい洋間か、ドオルズハウスか、女学校か、汚い和室か、それとも物語中には一切出てこなかった真っ白な病室か。

言葉遣いにときめき、小道具にときめき、舞台設定にときめき……
どこまで私を夢中にさせたら気が済むの!と思いながらページを繰りました。棺のシーンが大好きです。この小説の舞台を表現したドールハウスが作りたい!
精神錯乱系かな、と思いました。でも、精神錯乱の一言で終わらせたくはない。大好き。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年9月12日
読了日 : 2013年8月29日
本棚登録日 : 2013年8月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする