小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

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本棚登録 : 4810
レビュー : 756
著者 :
やすらぐおじさん。さん 小説   読み終わった 

あぁ、また一つ、いい作品に出逢えた。そう思える作品。やっぱり、宮部さんはすごいなぁ。どんどん物語の中へ惹き込まれていった。700ページを超える長編だが、本作は「模倣犯」や「理由」などとはちょっと異なり、どちらかというとラノベ風な軽妙な筆致で長さを感じさせない。

ちょっと変わった両親と、8つ年下の賢い弟をもつ高校1年生の「花ちゃん」こと花菱英一くん。両親が思い切って購入した中古住宅は、故・小暮さん(享年85歳)が経営していた写眞館。リフォームもそこそこに暮らし始めると、なぜか古い写真にまつわる謎を解明する羽目に…。

4話構成、1話進むごとに物語の奥行きが深まっていく。家族、友達、ちょっと気になる人…。人と人との温かい繋がり、かと思えば骨肉の争い。その中で、花ちゃんは少しずつ大人になっていく。このあたり、先日読んだ「魔術はささやく」にもちょっと通ずるような感じもするなぁ。

最後は、少し切なく、でも心がじんわりとしました。おススメです。

レビュー投稿日
2011年8月20日
読了日
2011年8月20日
本棚登録日
2011年8月4日
2
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