反脆弱性[下]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方

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本棚登録 : 361
レビュー : 23
制作 : 望月 衛  千葉 敏生 
yasqさん 図書館本   読み終わった 

タレブの新作を取り上げます。
タレブと言えば2009年の「ブラック・スワン 不確実性とリスクの本質」がベストセラーになりました。え、読んでない!?保険に関わっているなら「ブラック・スワン」は必読書です(映画のブラック・スワンとお間違えないよう)。文庫本にはなりそうもないので躊躇なくすぐに読みましょう。
そして、今回紹介するのはタレブが「ブラック・スワン」で提起した不確実性に満ち満ちた世界の中で、では我々はどうやって生き延びていくのかという実践編ともいうべき「反脆弱性 不確実な世界を生き延びる唯一の考え方」です。この本の魅力は本自体のカバーにしっかり書かれているので引用させてください。
リーマン・ショック、アラブの春、地震と津波、そして原発事故・・・。昨日までは「ありえない」「絶対ない」と言われた事象が今日、現実のものとなる不確実な世界。ではどうすれば、ビジネスから、政治、医療、生活全般まで、ランダムで、予測不能で、不透明で、物事を完璧に理解できない状況でも、不確実性を味方につけ、強かに生き延びていくことができるのだろう。(上巻)
経済、金融から、教育、テクノロジー、食事、健康、果ては人生や愛までー。世界最高の哲人タレブが、ありとあらゆる事象に潜む「脆弱性」と「頑健性」そして「反脆弱性」について語り尽くしたとき、ついにこの不確実な世界のバランスを崩す“犯人”が明らかになる。(下巻)
どうです、読まずにはいられないでしょう!医療や保険も題材としてふんだんに取り入れられているので理解しやすい。タレブの本は書店ではダイアモンド社が出版しているためかビジネス書の棚にありますが、哲学的でもあり、啓蒙的でもあり、「ビジネス書なんて・・」と言わず手にとって読み始めてください。繰り返しますが、ホンタナ的には業界人必読の書です。査定をするには非線形の思考力が必要だということがよーくわかります。

レビュー投稿日
2018年10月13日
読了日
2018年10月13日
本棚登録日
2018年10月13日
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