未設定
読み終わった
2012-10-08T21:58:05+09:00
随筆とは知らずに読んだのだが、思いの外読みやすく、なかなか興味深い内容だった。エンタメ小説か純文学かという議論は、今日では余り意味をなさないものになってしまったが、私が学生の頃などはまだそのような議論はあったと思う。松本清張氏の論は今で言えばほぼ常識であるが、当時はかなり異質な説として文壇から嫌われていたのかもしれない。
それにしても、現実の殺人事件に対して、推理小説家が真面目に自分の推理を展開した文章が雑誌等で発表されているというのはさすがに時代を感じる。
- レビュー投稿日
- 2012年10月11日
- 読了日
- 2012年10月11日
- 本棚登録日
- 2012年10月8日