樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集13)

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本棚登録 : 267
レビュー : 26
制作 : 川上 未映子(たけくらべ) 
yasu2411さん  未設定  読み終わった 

「たけくらべ」の川上三映子の現代語訳がアマゾンなどで酷評されているけれど、僕は悪くないと思った。全編にわたってリズム感があり読みやすい。さすがに散文作家でありミュージシャンであると。ただ、あまりに「現代語」にこだわり過ぎたのではないか。確かに「まんもす校」はいただけない。一葉の文語調に対して口語訳であればよかったのではないだろうか。舞台は僕の家の近所だが、江戸の雰囲気がまだ強く残る明治の色彩を表現して欲しかった。
「三四郎」は高校の時いらい。これが漱石の最高傑作というわけではないと思うが、いきなり「それから」でもないだろうし、良い選択だと思う。今読み返すと長年の記憶違いも多く、楽しく読める。
「青年」も面白い。鷗外は多くの傑作があるにもかかわらず、いまだに高校の教科書には「舞姫」が収録されているそうだ。これでは鷗外を読まなくなる人を増やすだけでしかないのではないか。

レビュー投稿日
2016年4月28日
読了日
2016年4月28日
本棚登録日
2016年4月28日
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