ハワーズエンンドなどの他の著書と内容を異ににしているが、本書はむしろ頭に入りやすい内容であった。LGBTの問題が当時のように犯罪とされていた頃に比べれば、現代は身近なものとなっているからかもしれないが。
本書でも、階級の異なる人間同士が理解し合うことが出来るか、という他の作品と共通するテーマが描かれる。だが、著者自身が悩んでいた同性愛の人物達を登場させることによって、人と人との間の理解を差し迫った深刻な問題として描くことに成功しているのではないかと感じた。
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- 感想投稿日 : 2016年4月30日
- 読了日 : 2016年4月30日
- 本棚登録日 : 2016年4月30日
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