資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

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  • 集英社 (2014年3月19日発売)
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感想 : 14
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完璧な経済システムなど存在しないであろうし、資本主義が欠点を内包しているということは理解できる。けれど、本書の歴史主義的なアプローチによって、現在すでに資本主義が終焉を迎えている、とするのは、少し飛躍があるのではないかという気がする。著者が指摘しているのは、16世紀の大きなパラダイム変換が行われた時代と現状が酷似しているという、いわゆる状況証拠に過ぎないのではないかと感じるのだ。勿論、危機感を持って対処すべきであるということは正しいと思うのだが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年9月17日
読了日 : 2014年9月21日
本棚登録日 : 2014年9月17日

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