ネットで見かけて読んでみた。
小中学校で勉強ができると不当に貶められて苦労した、という人は案外多いらしい。
なぜ運動ができたり、絵が上手い・歌が上手いなどの才能はポジティブに評価されるのに、成績がいいとネガティブに捉えられるのか。
その理由を、歴史的・社会的な面も含めて切り込んでいく、意欲的な本。
今まさにそれで苦労している子供たちに、どうすれば生きやすくなるか、というひとつの例も提示してある。
ツイッターの「勉強できる子あるある」に始まり、著書は「あるある本」として出したかったそうだが、それ以上に深い考察があり、面白く読めた。
「飛び級」制度を日本でも取り入れれば、勉強できる子にも、苦手な子にも解決策になるかもしれない。
胸に覚えのある人はどうぞ。当時のルサンチマンが少しは晴らせます。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2017年
- 感想投稿日 : 2017年6月8日
- 読了日 : 2017年6月8日
- 本棚登録日 : 2017年6月8日
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