中学生のころに宮沢賢治の作品をよく読んだ。本書も過去に読んだはずである。悲しいかな、本作品についてはあまり記憶がなく、ファンタジックな物語という覚えしかなかった。今回、改めて読んでみて、こんなに見事に人の死を表現していたことに驚いた。不謹慎な言い方かもしれないが、死の病におかされた病室の子供に読んでほしい。乱暴かもしれないが、きっと死への恐怖がなくなるはずだ。しかし、こんな素晴らしい物語を記憶していないなんて、中学生のころの自分は、よほど読解力がなかったのだろう。残念である
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2017年9月11日
- 読了日 : 2017年9月7日
- 本棚登録日 : 2017年9月7日
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