医者が患者に教えない 病気の真実

著者 :
  • 幻冬舎 (2013年7月10日発売)
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私より若いお医者さんによって書かれた本で、「日本人の多くはピロリ菌に蝕まれていて、その除菌が胃がん等の予防につながる」点と、体を若返らせる食物の紹介がなされている点が印象的でした。

また調理方法として、油であげるよりも、「蒸す・煮る・茹でる」方法が推奨されている(p204)のも印象に残りました。また、玉ねぎを向いたらすぐに丸ごと電子レンジにかけてしまうことで、男性力をアップさせる効果がある(p175)等、面白いことが書かれていました。

また、肝心のピロリ菌の抑制作用を持つ食品として、ブロッコリー(p172)が挙げられており、心に留めておこうと思いました。

特に、幸福感の谷は53歳、これを超えれば、その後の幸福感は死ぬまで上昇する(p71)というのは印象的で、今年(2014)に50歳となる私は、あと数年が勝負の様ですね。

以下は気になったポイントです。

・ピロリ菌感染の無い人が塩分をたくさんとっても胃がんにはなりにくいが、ピロリ菌感染者は、発生率が上がる(p31)

・LG21というヨーグルトは、ピロリ菌の除菌効果のある乳酸菌が入っている(p36)

・活性酸素は細胞を傷つけ、老化や癌の原因となる、ビタミンCは抗酸化物質だが、運動した直後にビタミンCやEを摂ると、体の免疫力を高めようとする効果を台無しにするので注意する、ビタミンCやEと書かれているのは合成ビタミン、天然は「酵母(ビタミンC)」と書かれる(p39、60)

・食後1時間の血糖値を上げないように、食事は野菜から(p54)

・ビタミンB6が欠乏すると悪夢を見る、B6を含む食品は、ニンニク・玄米・レバー・魚の赤身・ナッツ類(p59)

・ガン細胞は、温度が43度を超えると死滅する、入浴などで一時的に体温を上げると良い(p65)

・幸福感の谷は53歳、これを超えれば、その後の幸福感は死ぬまで上昇する(p71)

・やせている人は癌になりやすい、BMI=25あたりが一番癌になりにくい(p121)

2014年1月13日作成

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会・生活・労働
感想投稿日 : 2014年1月13日
読了日 : 2014年1月9日
本棚登録日 : 2014年1月9日

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