子供のころから地図を見るのが好きだった私が、図書館の新刊コーナーでこの本を見つけました。この本には多くの地図が載っています、わかりやすく工夫されていますね。
以下は気になったポイントです。
・地球上の人口が初めて10億人に達するのに(1800年代初)、何十万年も必要であった。100年後の20世紀に40億人、この急激な増加は出生率の高まり、衛生面の改善で乳児死亡率の低下で説明できる。2012年に70億人の人口は2050年には92億人、最終的には100億人で安定するだろう。出生率はすでに下がり始めているので(p24)
・14世以下の若者の割合は、欧州:15%、北米:20%、日本:13%に対して、アフリカ:40%、南アジア:32%と、世界でバラつきがある(p27)
・65歳以上の人口の割合は、日本:30%、北米:18%、欧州:22%に対して、アフリカ:5%、南アジア:7%である(p29)
・グローバル化で勝ち組になった地域は、大都市や沿岸地帯、港湾との連結のいい場所である(p39)
・海上貿易は世界貿易総量の80%以上を占めている、1960年代の貨物船と比べて、2倍の速さ、3分の1の料金で航行可能(p40)
・世界で13億人いる農業従事者のうち、農業用機械、肥料、駆除剤、灌漑設備を持ち合わせているのは、3000万人、農耕用動物を所有している人は3億人、その他10億人はすべて手作業で農業している(p46)
・フランスでは1994年以来、年に1日だけ国民議会が子ども議会に変わる、これまで子供代議士によって可決された4つの提案が、大人の国民議会で可決されて法律になっている(p53)
2016年3月13日作成
- 感想投稿日 : 2016年3月13日
- 読了日 : 2016年3月13日
- 本棚登録日 : 2016年3月5日
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