読書と社会科学 (岩波新書)

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本棚登録 : 510
レビュー : 49
著者 :
あすびーさん  未設定  読み終わった 

読書について書かれた本は山ほどあるが、個人的に最も共感できる内容であった。
Ⅰ「読むこと」と「聴くこと」と
本文中に掬うような読み方や粗読への批判や読書後の感想文の重要さが書かれているため今これを書くのですら非常にやりづらいが、焦点を定めることが大事ともあったので強いて言うなら、本で「モノ」を読むという考え方は根底に必要なものではないかと。そして「情報として読む」のと「古典として読む」(一読不明快)の二通りの読み方があること。楽譜通り正確に演奏することが基本であって、個人のくせや気質から楽譜にせまっていくところに演奏の妙味があるといった話は普段音楽を聴いたり演奏したりする際の感覚の構造的な理解を助けるものであった。
自分の読みに対する信念と著者に対する信念が疑問への第一歩であると。そうなると普段朝井リョウを全面的に肯定して読んでるのは娯楽としてはよくても実は非生産的であり著者への人間的信頼が欠如していることになるらしいぞ…。
高級な批判力っていう発想がすでに高級な批判力やと思う。批判っていうことをポジディブに捉えたいですね。
Ⅲ創造現場の社会科学
章によって割りとテイストが異なっている。
単純に「人生の行楽は勉強に在り」っていい言葉、ちょっと無理をするって今風に言うとストイックとか意識高いってなるけど良いことよね。

レビュー投稿日
2015年12月21日
読了日
2015年12月21日
本棚登録日
2015年12月4日
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