【読もうと思ったキッカケ】
今ハマって聴いているYouTubeのチャンネルの『ゆる言語学ラジオ』でメインパーソナリティーをしている堀元見氏が、動画やTwitterで絶賛していたのが、今回のノンフィクション(エッセイ)『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。堀元見氏が今まで読んだ中で最も完成度の高いエッセイと断言していたので、それは読まない訳にはいかないと思い、即購入。
【読了後の感想】
本が売れなくなったと言われて久しい現代で、シリーズ累計100万部突破は伊達じゃない!内容は著者であるブレイディみかこ氏の実の息子が、イギリスの元底辺中学校に通い始めて人種差別、LGBT問題、いじめ問題などありとあらゆる問題に、悩みながらも乗り越えていくノンフィクションストーリー。
軽いエッセイだと思いきや、政治、経済やの問題提起もあり、読み方によっては、深く考えさせられる良書だった。
堀本氏が絶賛していた『ア・ホール・ニュー・ワールド』(P.46〜P.51)も、もちろん文章構成力が非常に巧みで、素晴らしかったが、僕が最も心動かされたのは、7章のユニフォーム・ブキだ。(P.126〜P143)
ページ数にして20ページもないので、本屋さんで立ち読みができるレベルなので、是非7章だけでも読んでほしい!
最後は感動で瞳が潤むのだから、著者の筆力がとんでもなく凄いんだと感じてもらえるはず。
久しぶりにノンストップで3時間ほどで読了。エッセイは普段あまり読まない方にこそ、特に読んでほしい本です。なぜなら、僕自身が最近までエッセイなんて軽いから興味がないと思ってた人間なので。そんな方がエッセイ好きになるかもしれない可能性を秘めた良書です。
- 感想投稿日 : 2023年2月4日
- 読了日 : 2023年2月4日
- 本棚登録日 : 2023年1月22日
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