全米図書賞受賞と言うことで、ミーハーな私は読んでみました。まさしく行き場をなくした人の哀しさ、辛さをヒシヒシと感じさせる本でした。主人公が昭和8年生まれ、息子が昭和35年生まれ。ほぼ父と私と同年代、若干父と重なる部分もあるように思いました。これでもかこれでもかとやって来る不幸、打ちひしがれる主人公。いつしか行き場をなくしてしまう。今の世の中、誰もが主人公のようになる可能性があるように思えて、怖く悲しくなりました。この作品を英訳した方の感性に感服します。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年12月25日
- 読了日 : 2020年12月25日
- 本棚登録日 : 2020年12月11日
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