忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)

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本棚登録 : 1022
レビュー : 130
制作 : 土屋 政雄 
ykamoさん 小説   読み終わった 

 ノーベル賞を取るちょっと前に読んだんだけど、まあ、確かにもらってもおかしくないよね(ウエメセごめんw)。
 インタビューでも答えてたけど「忘れるってことの意味」それも、個人レベルではなく、集団(国家)レベルで忘れるってことの意味が雌龍クエリグの比喩を使ってうまく表されてます。戦前の日本を忘れるとか、原発の危機を忘れるとかと通底する社会の問題ってか。
 前半のペースがイマイチだったり、最後、渡し船の比喩もわかりにくいんだけど、奥さんがずっと胸を痛がってたからってのはなるほどです。長男の行く末もよくわからなかったけど。
 イシグロさんのはこれまで「日の名残り」しか読んだことがないんだけど、次は「私を離さないで」かな。とにかく全部ジャンルが違うらしい。
 わが村上御大は「偉大なマンネリ」ですが、イシグロさんはそれとは対極にあるようなので、楽しみです。

レビュー投稿日
2017年10月21日
読了日
2017年9月10日
本棚登録日
2017年10月21日
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