白秋の短歌は繊細な金細工のよう、美しい織物のようだ。短歌に象徴をもたらした。
「春の鳥な鳴きそ鳴きそあかかと外の面の草に日の入る夕」「君返す朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」「大きなる手があらわれて昼深し上から卵つかみけるかも」「ニコライ堂この夜揺りかへり鳴る鐘の大きあり小さきあり小さきあり大きあり」
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- 感想投稿日 : 2021年2月23日
- 読了日 : 2021年2月20日
- 本棚登録日 : 2021年2月20日
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