土曜日ラビは空腹だった (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-3)

  • 早川書房 (1976年10月1日発売)
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感想 : 3
5

これも、記憶が残っていて犯人は分かっていたのだが、そこへ辿り着くまでの 展開はなかなか面白い。事件に関係ないように思われる事柄が最後に事件解決の 根拠になっていて感心した。この話だと最後に読者挑戦を加えてもいいくらい。 今回の解決は妻ミリアムの助けも大きい。ピルプル論法(細かい区別を調べる論法)も 発揮されている。題名は土曜日に贖罪日があたり、その日は絶食の日でもあるため。 9月18日が金曜日なことから1964年9月18日から小説は始まっているようだ。 ジョナサンが生まれたのは10月か11月の日曜日。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2005年6月2日
読了日 : 2005年6月2日
本棚登録日 : 2005年6月2日

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