エリアーデ幻想小説全集〈3〉1974‐1982

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感想 : 3
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うーむ、わからん! 「映画と一緒に原作も」シリーズ第6弾はミルチャ・エリアーデの『若さなき若さ』です。『コッポラの胡蝶の夢』の原作ですが映画もわけわからなくて原作を頼りましたがもっとわけわからん! 誰が喋っているの? いつの話? 夢? 現実? だいたいどこに繋がるの? 

知の大全をまとめるべく学者は気がつくと老い先も短く、ふと「我が人生とはなんだったのか?」と首をかしげたところ、落雷にあい大きく若返るも、目をつけられたのはゲシュタポで……。お話の最後にジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』出てきて答えあわせ。わけわからんお話ですよってことでいいですか? ホントかね? 

ジョイスはゲーム感覚的にわけわからんことを書いてケムにまいたような感じもするけれど、ルーマニア人であるミルチャは書きたいことを鮮明に書けなかったんじゃないかな? でもジョイスを引用したってことは書きたいことは書いたってことだと思う。他の小説を読むともっとわけわからないけれど、サインはいたるところに散りばめてあるっぽいこと書いてるもんな。

にしても若返りの寓意ってなんだろう? 老いるってなんだろう? 考えたってわかるわけがないので、胡蝶の夢に任せちゃおう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年8月17日
読了日 : 2020年8月17日
本棚登録日 : 2020年8月17日

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