人事異動 (新潮新書)

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図書館で借りた。

何となくで行われているように見える人事異動により現在どのような問題が起きているのか、過去の人事部はどのような動きをしていたのか、現在の問題を解決するためには何をしたらよいのか、などが説明されている。

専門職となろうとする人にはまるで向いていない内容だと感じた。異動の理由をきちんと説明するなど異動を命じる側の改善点もいくつか書かれているが、最終的には著者が理想とする人事異動の仕組みを導入すれば、命じられた側はどんな場に動いたとしてもきちんと経験を得られるという結論だった。
当人の希望通りにならないという所は置いておいて、動いた先で自分に必要な経験を得るよう努力しろ、ということらしかった。

過去の人事部の動きは面白いと思った。

『35歳までに読むキャリア(しごとえらび)の教科書 就・転職の絶対原則を知る』 (ちくま新書)とは対極にある本だと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 社会科学
感想投稿日 : 2012年8月4日
読了日 : 2012年8月4日
本棚登録日 : 2012年8月4日

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