スメラギの国

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年3月1日発売)
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感想 : 64
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自分の大切なモノを守るためなら鬼にもなる。

志郎が最初に子猫を轢いてしまった段階で、ちゃんと供養をしてあげていたら、ここまでにはならなかったのかも。そして車も処分して。パニック状態の志郎は麗子に嘘の上塗りをして、身動きが取れなくなっちゃって・・・あーぁ。

ところで志郎は今までの一連のこと、ちゃんと麗子には話したのかなぁ。麗子は今までの嘘、許せたのかなぁ。それらのすべて納得して一緒になったのなら、それがお互いが幸せなら別に文句はないけれど、どちらにしてもせめて殺した猫ちゃんたちの供養をちゃんとしてあげてください。

ルイの思いが歪んでいるのかだけなのか、本当はもっと別の何を企んでいたのか、いまいちわからなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年1月9日
読了日 : 2015年1月9日
本棚登録日 : 2014年12月23日

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