金も無く、職も無く、職探しはすれども諦めの漂う物腰。なんともうだつのあがらない主人公ではあるが、これがモテる。
村上春樹のテンプレのような主人公ではあるが、自身の立場に明確に苦悩している。さらに病の要素も介入して心身共に追い込まれるなか、彼を取り巻く女性陣がいかに彼に関わっていくか。
ラストの彼の選択は現実感のある潔さ。表紙の深みのある青空のような読後感。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
エンターテインメント
- 感想投稿日 : 2013年5月25日
- 読了日 : 2013年5月22日
- 本棚登録日 : 2013年5月22日
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