「法の精神」で著名なモンテスキューの
『ローマ人盛衰原因論』を読了。
10日間で集中して読みました。
最近歴史関係の古典もよく読む中で
この古典を読んでいて
沸々と湧き上がってきた気づきは
「どこの時代のどこの国の歴史を学んでいても、全ての世界の歴史に繋がってくる」
ということです。
歴史は全てタテヨコで繋がっているということです。
タテは時間軸で、ヨコは空間軸です。
例えば
ヴェネツィアという都市国家の歴史、ローマカトリック教会の歴史、アレクサンダー大王が活躍したマケドニアの歴史、十字軍の歴史、チンギス・カンの蒙古の歴史など、全てのことがローマの歴史と関連性をもっていますね。
これらの知識がある上でこの古典を読むのと、そうでないのとでは、理解の深さに差が出る。
理解の深さの差が、古典を読んでいて面白いかどうかに関係している。
その意味で
「知識の差が面白さの差」
といえます。
そこから
「知識は世界を楽しくするアイテム」
だといえそうです。
どこの時代のどこの国の歴史を学んでも
世界の全ての歴史に繋がっているのであれば
やはりここでも
「自分の興味のある面白そうだと思うところから
学んでいくことが最良の方法である」
といえます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年4月13日
- 読了日 : 2021年4月13日
- 本棚登録日 : 2021年4月13日
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