ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエンスの未来

4.18
  • (139)
  • (121)
  • (48)
  • (10)
  • (4)
本棚登録 : 1517
レビュー : 150
制作 : 柴田裕之 
YOERUさん  未設定  読み終わった 

神の国が科学革命や市民革命によって、個人個人の自由や平等を重きとする人間至上主義、自由主義にとってかわり、マルクスの社会主義や、ヒトラーの進化論的人間至上主義も生まれるが、冷戦を打ち負かした自由主義である資本主義。

その人間至上主義はこれからは、
テクノ至上主義となり、ホモ・サピエンスは遺伝子工学などのバイオテクノロジーにより、ホモ・デウスなる次の次元へ行く可能性を説く。

知識という無限大の資源を人間が加速度的に活用するようになった昨今の世界では、戦争や飢餓や疫病で死亡するケースは減少し、新たなテクノロジーによって世界の在り方が変わっていく。

人間の心理や行動にはアルゴリズムが働いており、人間個人の自由意思などはなく、全ては決められたもしくはランダムなパターンなのだという現代の生物学の見地は、リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』を彷彿させるものがあり、またユヴァル・ノア・ハラリは、ドーキンスさえも自由主義の信望からは逃れられなかったとする。

あらゆる価値観がひっくりかえる、農業革命、産業革命、情報革命に匹敵する革命が起こりうる予感をリアルに感じさせてくれる著者だ。

レビュー投稿日
2019年2月14日
読了日
2019年2月14日
本棚登録日
2019年2月14日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエ...』のレビューをもっとみる

『ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエンスの未来』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

ユヴァル・ノア・ハラリの作品一覧

ユヴァル・ノア・ハラリの作品ランキング・新刊情報

ツイートする