妄想女刑事

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年9月26日発売)
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本棚登録 : 76
感想 : 12
3

念願かなって晴れて警視庁捜査一課に配属された、自称酒豪の宮藤希美。
彼女には、ある奇癖があった。ところかまわず妄想の世界に入りこんでしまうのだ。
先輩刑事で美少女オタクの荻野を相手に日夜、妄想じみた珍推理を繰り広げている。
が、その妄想が、謎めいたバーテンダー御園生独の手にかかると何故か辻褄の合った推理に翻訳され・・・。

短編集かと思っていたら、連作短編集?長編?でした。
装丁が・・・。今までの鳥飼作品にないタイプで、ココがこの本の中で一番の驚き。
というか違和感。
だって中身は増田准教授の女性版、といった趣きでしたのでね。
ということは、いつもの楽しい鳥飼作品です。

個人的には横溝作品の名前が作中で挙げられていたことが嬉しかったり。
荻野がキモそうなわりに好感がもてたりするという、ギリギリのライン上にいたり。
真犯人、アンフェアぎりぎりじゃね?と思いつつ、毎章読み返させられたり。
いろいろ文句つけられそうでありつつ、その辺もひっくるめて楽しめたという。

一番のお気に入りは「モンペ」。
好きポイントはいろいろありますが、彼女をあっさり殺しちゃうかぁ!?、と。
そこの吹っ切れ方がすごく好きだ、鳥飼さん。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ(日本)
感想投稿日 : 2012年10月29日
読了日 : 2012年10月24日
本棚登録日 : 2012年10月26日

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