異邦の騎士―名探偵・御手洗潔最初の事件

著者 :
  • 講談社 (1990年10月30日発売)
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本棚登録 : 139
感想 : 20
4

驚きました!そうきましたか~!

記憶をなくした男と出会い、一緒に暮らし始めた女。
二人は慎ましやかにひっそりと暮らしていたが、折にふれ浮き上がってくる過去。
自分は一体何者で、何をやってしまっていたのか?
男の周りに張り巡らされた罠とは?

いわゆる本格ではありませんでしたが、その緻密な作戦に驚かされました。
もうひとつ、とても衝撃を受けたのですが、それは以下のネタバレ部分で。

物語としてもよかったです。
最期の手紙など、ベタな展開だなぁと思いつつも「記憶をなくした彼」と「手紙を持ってきた彼」の心情を考えるとうるっときてしまいました。
そしてしっかりと彼を救えた御手洗。
ああ、いい話だ~。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ(日本)
感想投稿日 : 2010年10月1日
読了日 : 2006年9月17日
本棚登録日 : 2010年10月1日

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