江戸城の宮廷政治 (講談社学術文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年11月11日発売)
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本棚登録 : 110
感想 : 13
5

忠興はA型に違いないと思わせるほどこの人は本当によく気のつく人だなぁと感じました。
当時の外様大名の生き残り戦略を生々しく語ってくれる良い本だと思います。
忠利宛忠興書状1820通、忠興宛忠利披露状1084通、忠利の子光尚宛の両者の書状や幕府年寄(後の老中)・旗本・他大名・家臣などへの書状をいれれば、ゆうに1万通をこえる書状って細川家は筆マメですね。。。
面白かったエピソードは
・書状の書かせ方、送り方
・政宗さん酒狂いにてフリーダム
・外様国持大名の江戸城大広間の席順について
・家光様はカラオケ並の能がお好き
・島原の乱(布陣図が掲載されてて詳しいです)
でしょうか。
手紙のやり取りの解説本ですが、読みやすいのでオススメです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 戦国
感想投稿日 : 2010年2月15日
読了日 : 2010年2月15日
本棚登録日 : 2010年2月15日

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