タッソオと言えばソネット、と、16世紀イタリアの詩人に馴染んだ者として。ゲーテがこの詩人に何事かを仮託した意味が、なんとなくわかるような気がするのです。だからこそ私は『タッソオ』というタイトルだけで、これを手に取りました。筋立てについて書くのは控えますが、ゲーテにとっては、タッソオ、アルフォンス、レオノレ、アントニオ、といった人物(と、その名前)がどうしても必要だったのではないでしょうか。『イタリア紀行』をちゃんと読まなければ、これ以上のことは言えませんね、きっと。
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- 感想投稿日 : 2009年7月5日
- 読了日 : 2009年7月5日
- 本棚登録日 : 2009年7月5日
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