ロルカ――スペインの魂 (集英社新書)

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  • 集英社 (2000年9月14日発売)
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感想 : 9
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アンダルシア(アンダルシィーア)が、なぜに私の心を捉えて離さないのか、どうにもよくわかりません。単に「グラナダ」とか「カルタヘーナ」とかいう地名の「音」に惹かれるだけかもしれませんが、それにしてもどうしてなのだろう……(このへんから、俄然、「私の血には…」というような妄想が暴走を始める)なんとなく、な個人的印象の積み重ねではありますが、まずはイベリア半島、そしてスペイン、そして就中アンダルシア、と思ってしまうのです。「プロローグ」で、「いずれにしろ、ロルカは殺されたのである。」という文章を2度繰り返す、この著。詩人「フェデリコ・ガルシア・ロルカ」、だけでなく、スペインとかフラメンコとかグラナダとかフランコとか、そのようなものに些かでも興味をお持ちの方にはお薦めします。新書という体裁としては、最良の構成と内容なのではないか、と。詩の引用には、必ず原文が並んでいます、これは、ほんとうに素晴らしい!このような詩(あるいは音楽)に、胸でも心でもなく「血が」騒ぐ! 時々、鮮烈に感じます。「私の身体にはイベリアの血も流れているのよ!」…半分は冗談ですが、半分本気でそう考える所以のひとつ、です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2010年10月27日
読了日 : 2010年10月27日
本棚登録日 : 2010年10月27日

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