背表紙を見て、てっきり池波正太郎による「酒」「肴」「旅」の随筆集かと思ったが、さにあらず。山口瞳、向田邦子、吉田健一……、日本と世界の食物(と当然お酒)をテーマにしたエッセイ、池波正太郎・編著。開高健と阿川弘之の対談収録。もとは新潮社1985年刊。今となってはなんとなく懐かしい風景や味の描写が多い。個人的には、丸谷才一による長崎の旅と味についての一編が、私の思い出とも重なって楽しかった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2010年6月12日
- 読了日 : 2010年6月12日
- 本棚登録日 : 2010年6月12日
みんなの感想をみる