左派・リベラル派が勝つための経済政策作戦会議

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よねおさん 02_経済(学)   読み終わった 

松尾匡さんの著書。
この人の本、読むのは初めて。

「経済政策は大事=経済は成長しなくちゃいけない」という至極当たり前の提言をされている。

私は安倍政権は全く指示していない。
人として1ミリも信用できないので。
しかし、安倍さんが行ったアベノミクスで失業率が減り、若者の就職率が改善したことは評価している。

この本にもあるが、私が物心付いた頃はすでにバブルが終わり、長期不況に入っていた。だから「好景気」を一度も経験したことがない。私より若い人はなおのことだろう。そんな世代からすれば、アベノミクスは評価せざるを得ない。

やってることはシンプルだ。
「株価を上げて幻想を見せる」
それだけで、雇用がこれだけ改善された。

政府の一番重要な仕事は、この本でも語られてる通り「雇用」だ。その上で、十分な賃金が労働者に配分されれば、間違いなく需要が高まり経済成長する。複雑な経済理論を持ち出さなくても、シンプルで誰でもわかる・・はずだ。

しかし、わからない人たちがいる。
政治家だ。

今の与野党見回しても、「経済」を真面目に考えてる人が見当たらない。野党は本気で「ゼロ成長で良い」とか考えてる節があるし。アホか。与党内のポスト安倍のメンバー見ても、経済政策はないに等しい。財務省に騙されて、すっかり財政均衡が・・とか言ってる。紙幣を発行できる政府(日銀)が、一般企業や家庭と同じわけないだろうが。。

つまり、今は選挙で選ぶ選択肢がない。

「経済」は国民が気にする一番の関心ごとだ。
この本でも数値で証明されている。というか、普通の生活送ってれば当たり前の話だ。まず自分の給料が上がらないとどうしようもないのだから。

若者には安倍指示者が多い。しかし、若者が右傾化してるからじゃない。単に「他に選択肢がない」だけだ。何故こんな簡単なことがわからないのだろうか?

この本はマニュフェストが書いてあるので、基本的には「政治家向け」に書かれた本だと思う。政治家であれば、医療・保険やら教育・介護やら軍事やら外交やら色々とやることはあるが、まず自分の「経済政策」を掲げるべきだ。そこが一丁目一番地なので。

その経済政策がなく、ゼロ成長を期待すらしてる今の野党は選択肢にすら上がらない。冗談抜きで、私にとって存在しないことと同じになってる。全政治家はこの本読んで、経済政策の重要性含め、選択肢にすら上がっていないことをしっかり理解すべきだ。

松尾匡さんは、れいわ新撰組の山本太郎氏の経済ブレーンらしい。
何故、れいわ新撰組がこんなに人気があるのか?「ボピュリスト」なんてレッテル貼ってる暇があるなら、野党連中はその理由をよく分析すべきだ。
(消費税5%も全く非現実的じゃない。上げられたものを下げられないと考える方がよっぽどおかしい。)

マニュフェストは全面的に賛成ではないけれど、経済政策が重要だということはよく理解できる。この本は200ページもない短い本なので、できるだけ多くの方が読んでくれることを願う。

レビュー投稿日
2020年1月12日
読了日
2020年1月12日
本棚登録日
2020年1月12日
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