強運の法則

著者 :
制作 : 日本経営合理化協会 
  • 日本経営合理化協会 (2007年9月14日発売)
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『「無欲」には「消極的無欲」と「積極的無欲」がある』という言葉が印象的でした。

(以下、アマゾンの紹介文からの抜粋です)
大成功者が最終的に求めるものは、不思議なことに共通して「無欲」なのである。
こう言うと、意外に思われる方が多いと思うが、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一をはじめ、豊田佐吉、松下幸之助、井深大、本田宗一郎など、過去に大成功した経営者の生き方を調べてみると、それがわかる。
ここでいう「無欲」とは「何もいらない」というような人間として枯れ果てた「無欲」ではない。
そもそも、ひと口に「無欲」といっても、「消極的無欲」と「積極的無欲」があって、いわゆる「消極的無欲」とは、金儲けや競争することが嫌いで、清貧を貫くことを良しとするような無欲である。
あるいは「自分は○○だからできない」と言い訳ばかりして、いっこうに挑戦しようとしない人の心理レベルである。そういう人は、口では「金なんか要らない」と言いながら、本当はお金に執着して、とても嫉妬深い人が多い。
一方、「積極的無欲」とは、その境地にたどりつく過程で、人一倍「強欲」だった人で、過去において自分の仕事に使命感をもち、お金を稼ぐことに徹底した人である。
だから、こういう人たちが求める「無欲」とは、けっして「何もしない」ということではない。
それどころか、自分がこれまで稼いできたお金、および自分の経験、知恵、人脈を、最終的に人のため世のために使おうとするものである。
要するに、大成功した経営者というのは、その成長過程において、ものすごく強欲だったものが、人間的成長を遂げることで「積極的無欲」へと昇華したのである。
(抜粋、終わり)

成功者になるまでは、人一倍「強欲」であること。により、お金を稼ぐことに徹底する。
そして、成功者になれば、最終的に「積極的無欲」となるようです。
なるほど、と思わされた。
「自我」と「大我」の違いだと思う。
「無欲」というと、何も欲しがらないというように捉えて、仕事をしない理由にする人がいるが、それでは仕事で生み出すものが多くない。
やはり、「無欲」は、人のために自分を犠牲にしても犠牲だと思わず、それ自体を喜びとする。そしてお金などの物質的な欲望はなく、人のために役立ったいる精神的な満足を得るために、他に奉仕する。これがすばらしい!そんな人になる!と心に誓う。今日この頃である。
その他、この本『強運の法則 』に書いていた言葉の紹介もあったが、以下のフレーズは印象の残った。
「優秀な人間と、そうでない人間の違いは、頭のデキではない。ただ、ウキウキワクワクしながら仕事をしているかどうか、それだけの違いなのである。(『強運の法則 』p107より)」

読書状況:読みたい 公開設定:公開
カテゴリ: 人生哲学・成功哲学
感想投稿日 : 2008年4月17日
本棚登録日 : 2008年4月17日

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