星の王子さま (ちくま文庫)

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レビュー : 19
yontooさん  未設定  読み終わった 

子どもと、≪かつて子どもだったときの≫大人に向けて書かれた、挿絵入りの小さな話。

この本の中から、何かしらの教訓を得ようとすれば、十や二十ではとても足りない。

大人は説明しなければ分からない、一つしかない花を好きになる、一番大事なことは目に見えない、等々、本を読みながら改めて気付かされることは、きっと幾つもある。

しかし、そうやって、かつて子どもだった時の大人が、沢山のものを、言葉によって、確かにこの本から得られるとして、いま現在の子どもは、何を、どうやって、この本から汲み取ればいいのだろうか。

今は手に入らなくなってしまった、その何かに向かって呼び掛けるとしたら、口にするとあまりに頼りなげな、≪想像力≫という名前だろうか。

「けれども、あいにくわたしには、箱の中のヒツジを見通す力はありません。きっと、いくらかはおとなたちと同じようになってしまったのでしょう。歳をとったにちがいありません」(P.31)

レビュー投稿日
2013年5月9日
読了日
2013年5月8日
本棚登録日
2013年5月8日
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