図書館戦争

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レビュー : 2135
著者 :
よぴ吉さん 小説   読み終わった 

 図書館戦争は、言わずと知れた有川浩さんの人気シリーズ、その第一作目です。

 「メディア良化法」は公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律として昭和最終年度に制定された。
 出版物の検閲に対する権限が曖昧で、時の為政者によりなんとでも解釈できる、ある意味恣意的に言論統制ができると反対派は、既存の図書館法に第四章を付け加える形で対抗する。

 図書館法第四章 図書館の自由
  第三十条  図書館は資料収集の自由を有する。
  第三十一条 図書館は資料提供の自由を有する。
  第三十二条 図書館は利用者の秘密を守る。
  第三十三条 図書館は全ての不当な検閲に反対する。
  第三十四条 図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る。

 そして、メディア良化法の制定から三十年が経過した、正化三十一年。

 メディア良化法を根拠に作られたメディア良化委員会と、言論の自由を守る図書館との間には、武力を以て対立することもある。
 図書館は武装化され、図書館は専守防衛を旨とする図書館防衛隊を配備している。
 笠原郁は、図書館の図書隊員。体力、運動能力も優れた郁は女子で唯一の防衛員志望であるが、高校生の時に良化委員会の検閲から本を守ってくれた図書隊員に憧れて防衛員を目指している。
 担当教官の堂上篤からは目の敵にされるほど厳しく訓練される。そして、後に女子では初の図書特殊部隊(ライブラリー・タスクフォース)に配属され、堂上やその同僚の小牧、同期のエリート手塚とともにタスクフォースでの活動が始まる……。

 いやあ、破天荒で楽しいですねぇ。この作品を書くきっかけはある図書館の「図書館の自由に関する宣言」のプレートだそうですが、確かにこの宣言は勇ましいですなぁ。

レビュー投稿日
2011年10月14日
読了日
2011年10月14日
本棚登録日
2011年10月14日
5
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