バカの壁 (新潮新書)

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本棚登録 : 9771
レビュー : 1074
著者 :
養老まにあっくすさん  未設定  読み終わった 

多くの人が、「バカの壁」という言葉の意味を勘違いしているのではなかろうか。つまり、相手がバカだから話が通じない、と思っているのではないか。
この本のいちばん最初に出てくるエピソードだが、学生にお産のビデオを見せて、その後でレポートを書かせる。すると、女子学生は「大変勉強になった。新しい発見がたくさんあった」と書いたのに対し、男子学生は「保健の授業で習ったようなことばかりだ」と、まったく反対の感想を書いたのである。
これを「男子はバカだから」と片付けることもできようが、養老先生はそうじゃなかった。男は出産をすることがない。だから、男子学生はどこかで「自分には関係ない」と思って見ていたのではないか。
人間は「自分には関係ない」と思うと、無意識のうちに壁を作ってしまう。それが「バカの壁」だ。壁を作っているのは、相手の方じゃなくて、お前さんかもしれないよ。養老先生はそう言いたかったんじゃないだろうか。

レビュー投稿日
2018年12月1日
読了日
2018年12月1日
本棚登録日
2018年9月30日
8
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