ユダヤ人のマンガ家である著者が、アウシュビッツを生き延びた父に話を聞きながら、書き起こしたマンガです。
人間は、ユダヤ人=ネズミ、ドイツ人=猫に変えられて描かれています。
とても切なく、人間臭い物語です。
戦中の話もすごいですが、生き延びることができた父と母のその後の生活も、なんともいえません。ああいう経験をしたら少しは偏った性格になってしまうのはしかたがないけど、それに付き合わされる息子=著者はたまったものではないと思う。そのへんの親子のすれ違い、葛藤がつらいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2010年7月23日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2010年7月23日
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