雪屋のロッスさん (新潮文庫)

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本棚登録 : 813
レビュー : 87
まさとさん いしいしんじ   読み終わった 

一流の仕事をしている人たちの姿を描いたノンフィクション。

なわけはなく、フィクションなんだけど、
仕事ってなんだろうなと考えさせられる。

どんな仕事でも、誇りをもって、何かのために自分を捧げる姿勢があればいい仕事はできるのだと思う。
自分も、誰かのために一生懸命になれるような仕事ができたらいいなぁと感じる。

「巡査になって五年目の石田さんは顔が鳥です。」
とか
「青木青兵は生ゴミ担当のポリバケツです。」
とか、いきなり始まるといしいさんらしいなぁと思って、思わず笑ってしまう。

はじめの『なぞタクシーのヤリ・ヘンムレン』でつかまれ、
『調律師のるみ子さん』で完全に惹き込まれてしまった。
どの話も、題名を見ただけで、どんな話だったか思い出せてしまうくらい単純な話で、でも思い出せてしまうってことは、それだけそれぞれが印象深い話ってことで、そのことがすごいと思う。

ところどころ、どうしようもなく切ない悲劇が織り込まれてて、それがいしいさんの味なんだなぁと思う。

この前読んだ、『胸の中にて鳴る音あり』と対になってるような気がして、
続けて読むとおもしろいと思った。

レビュー投稿日
2011年7月1日
読了日
2011年6月30日
本棚登録日
2011年6月30日
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