打ちのめされるようなすごい本

  • 文藝春秋 (2006年10月16日発売)
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文春文庫 米原万里 「 打ちのめされるようなすごい本 」

20年前の書評集。読んでほしいという気持ちが伝わる

読まないのは人生の損、名著と言いきっているのは
*ラジンスキー「赤いツァーリ」
*バフチン 「ドストエフスキーの詩学」
*藤森照信 「人類と建築の歴史」
*丸谷才一 「恋と女の日本文学」

繰り返し出てくる作家
*斉藤美奈子
*井上ひさし
*丸谷才一
*星野博美
*亀山郁夫

売れるはずないのに、翻訳者が翻訳せずにいられない、編集者が出版せずにはいられない力を持っているとした本、隅々まで読みたい本
*ゲルツェン 「過去と思索」
*中央ユーラシアを知る事典
*マサリク 「ロシアとヨーロッパ」


仕事の必要性か?怖いもの見たさか?スターリンについて、フィクション、ノンフィクション問わず、様々な視点の本を読んでいる
*スターリン言語学精読
*スターリンの捕虜たち
*ベリヤ-スターリンに仕えた死刑執行人
*知られざるスターリン
*スターリンと原爆
*スターリン秘録

飛びきり感度の良いロシア本として3冊紹介
*金平茂紀 「ロシアより愛をこめて」
*岩上安身 「あらかじめ裏切られた革命」
*沼野充義 「モスクワ-ペテルブルグ縦横記」


中東の現実を知ってほしいとした本
*小松久男 「革命の中央アジア」
*マフマルバフ「アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ」
*岩田昌征「社会主義崩壊から多民族戦争へ」
*中島由美「バルカンをフィールドワークする」
*柴宜弘「ユーゴスラヴィア現代史」
*サラームパックス「バクダッドからの日記」
*石郷岡建「ユーラシアの地政学」
*ヒューマイルズ「アルジャジーラ報道の戦争」
*秋野豊「偽りの同盟」

戦争関係
*日本ペンクラブ「それでも私は戦争に反対します」
*酒井啓子「イラク戦争と占領」
*鶴見俊輔「戦争が遺したもの」

癌が見つかってからは、癌治療の本もかなり読んでいる
*池田清彦 「初歩から学ぶ生物学」
*岸本葉子 「がんから始まる」

大変な傑作として
*高野和明 「13階段」
*ワイマント「ゾルゲ引き裂かれたスパイ」
*デヴィ 「女盗賊プーラン」










読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月7日
読了日 : 2024年1月7日
本棚登録日 : 2024年1月7日

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