「だれかの靴をはいてみる」とは、ライフ・スキル教育のテストで出された「エンパシーとは何か。」という問いに対して、筆者の息子さんが書いた答えだ。
もちろん、私自身、差別や偏見は良くないことだと思っている。でも、それは遠くから眺めている感じで実感に乏しい。「だれかの靴をはいてみる」ためには、もっと知ることが必要だと思う。そして、より多くの人が知るために、教育の力は大きい。
とにかくイギリスの学校教育には驚きの連続だ。社会情勢が違うので、日本と比べてどちらが優れている、とは言えないのだろうが、私がいいなと思ったのは「演劇」や「ライフ・スキル教育」が授業としてあることだ。
LGBTQに関する授業を受けた日の帰り道、自分はどうか、という話題になる。「自分は異性愛者だと思う。」という友達の中で、ひとりが「自分はまだわからない。」と言う。それに対し「ヘテロ以外ありえない。」と言っていた友人ダニエルが「時間をかけて決めればいいよ。焦って決める必要ないよ。」という。それぞれが自分の頭で考え、自分の意見を言うことができて、他の意見も認める。すごいなぁ、と思った。
映画「ボヘミアンラプソディー」を観て、すっかりクイーンのファンになった私としては、ブライトンという地名もなんだか嬉しくなった。「ブライトンロック」
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2021年7月12日
- 読了日 : 2021年7月12日
- 本棚登録日 : 2021年7月12日
みんなの感想をみる
コメント 3件
りまのさんのコメント
2021/08/03
よんよんさんのコメント
2021/08/04
りまのさんのコメント
2021/08/04