天久鷹央の推理カルテ (新潮文庫nex)

3.72
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本棚登録 : 1258
レビュー : 181
著者 :
制作 : いとう のいぢ 
Yoshi_Navyfieldさん 知念実希人   読み終わった 

正直なところ、読み始めからかなり読み進むまでは、主人公である天久鷹央や研修医の鴻ノ池が好きになれませんでした。
反面、鷹央の部下であり彼女に振り回されっぱなしの小鳥遊優には必要以上に感情移入して読んでいましたね。
ただ、ストーリーの面白さとそのリーダビリティは最初から最後まで変わらずにありました。
本書はプロローグとエピローグに挟まれた4つの事件からなる短編集なのですが、最初の2編である「泡」と「人魂の原料」は日常の謎風の物語の中に、医学ミステリーらしく病気のことがしっかりと盛り込まれていて唸らされます。
後半の「不可視の胎児」と「オーダーメイドの毒薬」は、それぞれとある患者の病気は何かを探り出すことがテーマのややシリアスな展開となっており、特に「オーダーメイドの毒薬」は、タイムリミットまで設けられていて、サスペンスとしての要素も楽しめます。
この後半にいたって、ようやく鷹央や鴻ノ池というキャラクターも受け入れられるようになりました。
あと、お医者さんっていうのは、実は常に患者さんの症状から病気を推理する探偵なんやなっていうようなことを、読み終えてふと思いました。

レビュー投稿日
2014年10月7日
読了日
2014年10月7日
本棚登録日
2014年9月27日
4
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